中学部

教育理念

〜「知(sophia)」を「愛する(philos)」人間(philosopher)になるために〜

1、なぜ学ぶのか?(Why do you learn?)

  「勉めて」「強いられる」という意味の「勉強」(外在的強制モチベーション)だけではなく、「学びて」「問う」という意味での「学問」本来の面白さ(内在的自発モチベーション)と必要性(内在的強制モチベーション)を理解する。
  受験勉強で燃え尽きずに、人生を通じて継続的に学び続ける姿勢を身につける。確かに受験勉強はその人生の学習プロセスの基礎を形成する極めて重要な段階である。しかし、あくまでも1つの通過点に過ぎない。

<内在的自発モチベーション>
江戸時代、本居宣長のもとには人生の様々な贅沢を尽くした商人たちが次々と集まってきて「学ぶことがこんなに楽しいこととは思わなかった。今まで色々な遊びをしてきたが、こんなに楽しい遊びはない」と言ったそうだ。何かの役に立つことももちろん大切だが、まずもってこの学ぶことそのものの楽しさに少しでも気づいて欲しいと痛切に感じる。

<内在的強制モチベーション>
それに加えて、外的な強制ではなく自分の内側からの強制として「学ばなければならない」という一種の使命感のようなものも持ってほしい。とりわけ、生まれつき十分な学習環境と学習能力を与えられているということは、その能力を存分に発揮させる義務を自分自身に対しても世間に対しても負っていると言える(カント流に言えば「自己に対する不完全義務」)。このような使命感に少しでも目覚めてもらいたい。

2、何を学ぶのか?(What do you learn?)

  高校段階で学習するそれぞれの教科の学習内容が、「人類の歴史の中で」「日々の暮らしの中で」「より大きな学問体系の中で」それぞれどのような位置づけをもっており、どのように役立っていくのかを理解する。
  より大きな文脈の中に学習内容を位置づけることによって、自分が学習している内容の「意義」を確認し、各教科に対するモチベーションを高める。できるだけ大きな視野で物事を考える癖をつけることによって、この時期に「人間としてのスケール」を可能な限り大きくすることを目指す。
  大学レベルの学問に触れることによって、「自分が何を学びたいか」→「それを学ぶためにはどの学部に進むべきか」→「その学部がもっとも充実している大学はどこか」という順番での進路選択ができるようにする(間違っても逆の「大学」→「学部」→「学ぶこと」という順番にならないようにする)。そしてこの順番の延長線上に自分の人生の進路(職業やライフスタイルや人生の目標)を位置づけられるようにする。

3、どう学ぶのか?(How do you learn?)

 高校の学習内容は何世紀も前に既に確立した知識の伝達が主である。それゆえ、問題は常に事前に与えられていて、それに対する「答え」も既に存在する。しかしながら、学問とは本来「問う」ことから始まる。まず自分で問題を分析し、その問題をどのような方向から考え、どのような手段を用いれば答えが見つかりそうか、を様々な方向から試行錯誤することによって、「自分の頭で、自分の力で」問題を解決することができるようになる。
問題点を分析し、情報を集め、それを吟味した上で、体系的に理解していく。このような問題解決プロセスはあらゆる学習過程に共通するものであり、これを自力で行うことができるようになれば、受験勉強も自力で乗り切れるはず。 たとえば、「問題分析」自分の学力の把握、何がわかっていないのかを把握する
「情報収集」自分に足りないものはどんな参考書・問題集で補強するのか
「情報吟味」わからなかったことを理解する
「体系的理解」それぞれの学習内容を体系的に関連づけて理解する
を意識して実行する。
 同様に、この自力での問題解決能力は社会に出てからも絶対に必要な能力である。与えられた仕事をこなすのだけではなく、自分の力で問題状況を切り開いていく人材はおそらくどの業界においても最も必要とされているはずである。

QEIトップに戻る

Copyright (C) ideal,Ltd. All Rights Reserved.