中学部

授業

1、総合講座

  社会に出たときにどの分野においてもリーダーシップを発揮し、精力的な活動と高い見識のもとに広く社会に貢献することを前提に、そういう人物なら当然身につけるべき 知識・教養と実践的なシミュレーションを行います。たとえば文学・哲学・科学・歴史 などの一般知識から、心理学・社会学・管理術・リーダー論などの実践的なものまでを扱います。
  学年が上がるとより専門的なテーマとなり、ひとり一人の将来の目標に合わせてテーマを選択してゼミを形成し、さらに深く研究していきます。
総合講座テーマ(例)

  1. <倫理系>「倫理、応用倫理」
    「生きる意味」って何だろう?
    ・なぜ生きているのがふとむなしくなるんだろう?
    →「生きる意味」の意味に関するウィトゲンシュタイン的アプローチ
    「人」の境界ってどこにあるんだろう?
    ・胚細胞は「人」か?出生前の胎児は「人」か?
    ・認知症、植物状態の人は「人」か?
    →現代生命倫理の諸問題
  2. <数学系>「数学基礎論」
    本当に「2+2=4」って言えるの?
    幅のない線や色のない三角形は現実には存在しない
    ・では、数学って何について語っているの?
    →数学的真理をめぐる20世紀初頭の数学基礎論論争(形式主義、直観主義、論理主義)
    無限のなぞ
    ・∞+1=∞?∞×0=?∞―∞=?
    ・世界は無限に分割可能か?
    →微分・積分とは何か?
  3. <理科系>「科学史、科学哲学」
    科学は世界のあり方を本当に明らかにしているの?
    →科学哲学(科学的実在論VS反実在論)
    ・科学って本当に正しいの?
    →科学と非科学との間の境界問題
    ・科学は本当に進歩しているの?
    (天動説→地動説、古典物理→相対論・量子論)
  4. <国語系>:「言語論、意味論」
    言葉は本当に意味をもつのか?
    →言葉の意味は「記号」にあるのか?「書き手」にあるのか?「読み手」にあるのか?
    ・そもそも国語の問題に正しい答えなんてあるのか?
  5. <英語系>:「意味論」
    言語の翻訳は可能か?
    →翻訳の不確定性テーゼ
    ・本当に正しい英文和訳の答えなんて存在するのか?
  6. <社会系>:「歴史哲学」
    過去は検証可能か?
    →過去に対する反実在論、歴史の物語論
    ・南京大虐殺は本当にあったのか?

2、英語(英文読解・英文法)

 どの大学も入試では英語を課します。その理由は、大学の学術研究では日本国内だけでなく世界中の知識や情報が必要とされるからに他なりません。QEIでは、「大学で必要とされる本物の英語力=大学入試で問われる本物の英語力」を身につけさせ、生涯にわたって英語を用いて知識を獲得していけるための基盤を作り上げていきます。
まず「英文法」では、英語の文法事項や慣用表現を単に暗記するのではなく、「なぜそうなるのか?」を徹底的に考えた上で納得させていきます。また「英文読解」では英語の文章がもつ基本的な構造を理解した上で、こちらも「なぜその訳になるのか?」を徹底的に議論し合いながら1つの訳を作り上げていきます。
そして英語そのものの楽しさに気づいてもらうために、英語の小説を翻訳したり、映画鑑賞会を開いて英語表現を学んだり、英語の歴史や他言語の文法との違いを学習することを通じて言語学的な側面から言語としての英語を考える機会を設けたりしています。以上の学習を通じて、英語を読むことの楽しさを理解してもらい、「楽しいからやる→やるから分かる→わかるから楽しい」のサイクルに乗せていきます。

3,数学

 数学を学習する目的は数学という学問の追究の他に、「観察力・思考力・分析力の養成」です。理系の大学に進むには必須だからではなく、将来社会人として様々な分野で活躍していく中で、諸問題を解決するためになくてはならない力です。もちろんそのためには、純粋に「数学を楽しむ」ことが重要です。
  数学T・A、数学U・Bといった高校1、2年で学習する内容も取り組み方ひとつで習熟度が違います。QEIの数学では数学の定理が発見された歴史を伝え、それがどのようなことに応用されていくかを提示して、今この時期に高校数学を学ぶ重要性を感じさせます。
そして授業で解法を一方的に伝えるのではなく、「なぜそうなるのか」を大切にし、自ら問題を発見し解決できるように導いていきます。さらに演習を通じて学習スタイルを確立させていきます。

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