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2008年09月19日

■LIVE

授業とは「LIVE」なのです。
ライブハウスでバンドが歌うライブやお笑い芸人のライブ、俳優の演劇と同様、まさに「LIVE」なのです。

最近、わたしは聖徳太子に似てきました。

聖徳太子と言えば日本史に燦然と輝く有名人です。聖徳太子が随の煬帝に送った「日いづる処の天子、日没する処の天子に書を致す。つつがなきや」の一文は、日本という国家が、当時東アジアの支配者であった中国と対等であることを高らかに宣言したものである、といわれており、その意味でも受験によく出る人物です。

そんな大人物とわたし。

なにが似ているかといえば…。聖徳太子は一度に10人も20人ものしゃべる声を聞き分け、全てに適切な答えを返したといいます。今のわたしもそんな状態なのです。

例えば、社会の授業で、仏教と神道の関係を問う一言を私が投げかけた瞬間、時間差ゼロで生徒みなから答えが返ってきます。

速射砲のごとく。

普通であればだれの発言を取り上げるべきか悩み、混乱してしまうところですが、この状況に慣れてきたわたしはうろたえません。すこし黙ってみます。

すると、
「敵対した!」
「仲良い!」
「なんで?」
「だって神社もお寺もいっしょに拝むじゃん」
「でも……」
という具合に、最初私に対して発言していたはずが、いつのまにか生徒達だけで質疑が発展していきます。

その会話の推移をわたしはじっと見守り、さて知識を補足しようかな、と思ったところでいきなり「神仏習合!」などと、のけぞってしまうような難しい言葉が飛び出したり。ここまで来ると話がどこに進んでいくか分かりません。
つくづく、「授業とはLIVEだな」と思わされる瞬間です。
あらかじめ予想していた授業の進行を良い方向に打ち壊してくれる生徒達と、これからもライブな授業を展開していきたいと思います。